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NPO法人こば
閉校木造校舎を拠点に、中山間地活性化の中核を担う
2009年3月の小羽小学校閉校に際し、その後も歴史ある木造校舎を活かした事業を展開する運営母体として、「NPO法人こば」が設立されました。
NPO法人こばでは、これまで小羽小学校児童と地域住民の交流の中で行われてきた地区の行事に協力するとともに、木造校舎や小羽地区の自然や文化を活かした様々な事業を展開しています。
また、特徴的なのが、県外からのIターン住民も中心となって運営しているところで、Iターン住民をも主体とした地域活性化活動は、今後の日本の里山再生におけるモデルケースとなっています。
■主な事業
(地域活性化事業)
そばまつり、地域行事等
(自然ふれあい体験事業)
田植えや稲刈り等、親子自然体験
(木造校舎での各種教室開催事業)
男の料理教室や陶芸教室等
(物品製造・加工・販売事業)
そばの生産・加工・販売や山菜・たけのこの缶詰加工
(域環境整備事業)
竹林整備や地区内の道路環境整備
実践ポイント
近年の里山や農業に関心の高い若者は全国的に増加しています。富山県は草刈十字軍発祥の地であり、これまでも、自然体験に関心のある都市部の学生達が集まってきた土壌があります。
今後の展開
小羽地区の豊かな自然と小羽小学校の木造校舎を有効に活用し、都市部の学生や地域の子供たちの農業体験・環境教育の場を提供しています。さらに、小羽地区の魅力を広く知ってもらうために、趣ある木造校舎を活かして、ドラマや映画の誘致も検討しています。
近隣の中山間地農業の再生を目指す有限会社土遊野の存在も大きく、農業体験事業などで連携を図ってきました。今後も県内外の各団体と連携を図り、活動の可能性を広げ、豊かな自然資源と小羽地区の里山文化の保全とともに、地域活性化、都市部住民との交流を更に促進していきます。
取り組み効果と評価
2010年9月~10月にはNPO法人グリーンツーリズムとやまからの委託事業「小羽コーリャク隊」として東京のNPO法人NEW BERYより大学生18名、社会人8名が農業体験に参加しています。2010年9月に行った、「とやま暮らし体験モデル事業」では、東京から大学生18名が参加しました。2011年2月の「小羽ふれあいそば祭り」では1000名以上の来場者がありました。
エコイベント情報
「小羽ふれあいそば祭り」
開催日:2012年2月19日(日)午前10時より
開催地:富山市
集合場所:旧 小羽小学校
対象:一般
内容:小羽地区・住民の交流と活性化のためにそば祭りを開催している。地元小羽産のそば粉を利用した「そば」は、好評でその他、そば粉を利用した饅頭やワッフル、シフォンケーキなどを販売します。
主催: そば祭り実行委員会
後援: 富山市
協賛: 小羽地区ふるさと推進協議会
関連情報
- 関連URL有限会社 土遊野