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NPO法人富山ストローベイルハウス協会
持続可能な循環型社会を実現させるエコハウス
富山ストローベイルハウス協会では、富山(北陸)を中心とした「藁(わら)」という農業の副産物を「地産地消」を目的とした研究・普及促進に努めています。
昨年11月に、富山市水橋中村で立山町産の有機米の藁を使って依頼主も加わり店舗を建築しました。これに合せて、日本大学資源科学部の糸長先生や子供たち等の参加者による漆喰塗りの体験作業も行いました。
「ストローベイルハウスの時代背景」
社会問題において二酸化炭素による地球温暖化や石油の高騰が、問題視されています。住宅建材の製造、加工、運搬にも大きな割合を占めていると思います。
21世紀に入り健康志向が高まり、ストローベイルハウス(藁壁積層断熱工法)が全国的に増えてきました。壁内環境(温度、湿度)のデーターを元に論文が発表されています。2006年以降ドイツ建設技術研究所(ベルリン)からストローベイルが建材として認可されています。
10年後の2020年、日本で全住宅で次世代省エネの断熱基準が義務化される見込みであり、最前線にストローベイルハウスがあります。
「ストローベイルハウスとは??」
ストローベイルを建築の構造体の外壁側(内壁側でも可)に、断熱材、左官材料の下地に用い、レンガ積みにして構造体(柱など)に固定し、土や漆喰などで塗り仕上げる建築工法。
■ストローベイルの特徴
高断熱、遮音性に優れている
藁は地産地消である(立山町)
農業の副産物である
自然材料である
一般住宅と比べ二酸化炭素の排出の軽減(建材製造、運搬、漆喰を使用)、更に、化学物質過敏症やシックハウスなどの対策になる
実践ポイント
・地産地消や断熱効果、コスト削減などの利点に加えて遮音性にも優れているとともに、シックハウス症候群やアレルギーの防止、再生可能バイオマス利用等、究極のエコロジーハウスです。
今後の展開
・ワークショップに参加していただいた設計士を「とやまSBH認定設計士」として認め、普及啓発に努めたい。
・地産地消などサスティビリティやセルフビルドの可能性を秘めた建築工法でであり、今までのデータを元に更に研究を重ね、北陸の風土に合った「わらの家」の普及を通してエコ活動の展開に貢献していきたい。
関連情報
- 関連URL日本ストローべイルハウス協会