> エコ活動事例の検索結果一覧 > 小原 耕造
小原 耕造
自然保護活動のパイオニアが富山のサクラを守る
1981年から現在まで、30年以上「城端ナチュラリスト研究会」の事務局長を務め、城端地域(縄ケ池・桜ケ池)をはじめ、立山(室堂・弥陀ケ原・カルデラ)や黒部峡谷・五箇山など県内全域において、自然解説の活動を行っています。
他にも、ギフチョウの保護活動と小学校での飼育指導、森林の大切さを伝える啓蒙活動、富山県自然保護協会での自然保護の啓蒙活動など、長年にわたり幅広い分野での自然保護活動に尽力してきました。
現在、特に力を入れているのが、城端別院善徳寺にある樹齢360年の「シダレザクラ」の保護活動と、富山県の自生種でもある「コシノヒガンザクラ」の保護と増殖です。幹の補強や土壌改良、接ぎ木用の台木の栽培などと同時に、定期的に、観桜会やサクラ保護の養成講座なども行うなど、サクラ保護活動の普及啓発と人材育成に努めています。
また、自然保護活動の啓蒙・普及とともに、歴史や文化、伝説などの地域の特色なども伝えながら、県内各所の魅力を伝えています。
実践ポイント
一般の方が気づかない自然の魅力を紹介し、自然に対する関心を深めて貰うことにしています。
幾ら貴重な話も聞いて貰えなければ、意味がないので、相手をいかに惹きつけるかを考えた解説活動に心がけています。
今後の展開
市民の皆さんが「サクラ」へのさらなる関心を、如何に高めるかに、力点を置いた活動を展開していきます。
ナチュラリスト大会においては、富山県ナチュラリスト大会の県内全地域の開催と組織化を実現し、各団体がより一層連携を深めていくことによって、さらに発展的な活動を行けるような体制作りを行っていきたいと思っています。
取り組み効果と評価
環境活動に参加した、地元小学生の感想文のなかに将来、小原耕造さんのようになりたいと思う子供が地元に出てきたこと。自身の環境活動を通じて、地元の小学生に夢を与えています。
2010年度 とやま環境賞 個人の部受賞
関連情報
- 関連URL富山県ナチュラリスト協会