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千保川をきれいにする会
よみがえれ 清流、千保川
1999年に高岡市立南星中学校の児童が市内の千保川の汚れを調べ学校の新聞に書いたことがきっかけで、地元町内会として、本格的に取り組むこととなり、町内会を中心に、2002年に「千保川をきれいにする会」が結成されました。
活動は川の清掃をはじめリバーサイドウオーキング、川についての学習会、ヒブナ、鯉の放流、学童によるサケの飼育指導、稚魚の放流を行っています。
2004年には「千保川をきれいにする連絡協議会」が設立され、年一回「千保川清流新聞」を発行しています。
また、美化運動は木津地区33町内で実施していましたが、2010年には「千保川」下流の町内も参加し、全39町内が一文字橋から木津橋まで2kmの清掃活動を実施しています。
実践ポイント
魚卵を飼育し放流するまでの間、サケの生態を学習し世話をすることは子供たちの環境学習の一環として効果があり、命の大切さを学んでいます。
今までは、大人が中心となり「環境啓発」に取り組んでいましたが、最近では多くの子供たちが参加するようになりました。
今後の展開
人間が汚したこの川を、再びきれいに戻すのが「会」の使命です。千保川を『母なる川』『憩いの川』にしたいと考えています。
川の護岸はコンクリートで覆われた姿ではなく、自然で優しく、魚が棲みやすい環境の河川に整備し、左右の川沿の歩道には、桜の木を植樹し、立派な雪洞もつけた桜の名所にしたいと考えています。
また、将来は、川舟で花見をしながら川下りをして見たいと思っています。
取り組み効果と評価
2005年度
環境省「環境管理局水環境部長表彰」国土交通省「河川環境浄化推進」表彰
2006年度
「富山一級水系水質汚濁対策連絡協議会」から表彰 北日本新聞社「地域社会賞」受賞