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富山県立中央農業高等学校 農業特別専攻科 「農と食と環境を結ぶ環境創造型農法開発チーム」

農業の未来を担うホープが環境創造型農法開発に挑む

  • 簡易除草器具の開発
  • 空心菜の苗
  • 米ぬか散布機械の開発

ECO MESSAGE

 大きな社会問題となっている食・農・環境・エネルギー問題の総合的解決の糸口は環境教育にあります。義務教育から積極的に農業教育を取り入れていてほしいと思います。

(左)代表 斉藤大吾さん          (右)教諭 室井康志さん

(左)代表 斉藤大吾さん          (右)教諭 室井康志さん

 富山県立中央農業高校農業特別専攻科『農と食と環境を結ぶ環境創造型農法開発チーム』では豊かな環境を創造し、高品質かつ安全な農作物を生産できる農法の開発に取り組んでいます。
 除草剤や化学肥料を一切使用しない「米ぬか農法※1」や「ヘアリーベッチ農法※2」では、米ぬかの散布機械の開発や米ぬかから精製したバイオディ―ゼル燃料の活用により、資源の有効活用と化石燃料使用の削減を実現し、高品質で安全な米の生産を実現しています。
 また、これまで得られた知見をもとに、簡易除草器具を開発し、ベトナムでも環境創造型水稲栽培法の開発に取り組んでいます。これらの活動は農業の発展のみならず食と農と環境の問題の総合的な解決への糸口となっています。
※1「米ぬか農法」
 米ぬかの発酵作用により、水田雑草の発生を抑制する自然の力を生かした農法のこと。
※2「ヘアリーべッチ農法」
 ヘアリーベッチの力を生かして水田雑草の発生を抑制し、肥料も与えないエネルギー低投入型の農法のこと。

実践ポイント

 「米ぬか農法」や「ヘアリーベッチ農法」の研究成果は、学術界で発表し、科学的根拠にもとづき開発しています。取り組んでみたい人は、コツがいくつかありますので、お問い合わせください。

今後の展開

 日本に限らず今後もベトナムで継続試験を実地します。また今年から、エンツァイ(空心菜)の栽培を通して、野生生物と共存できる、農法の開発も中山間地での耕作放棄地で取り組んでいきます。

取り組み効果と評価

 県立高校に帰属する『農と食と環境を結ぶ環境保全型農法開発チーム』は、先進的でグローバルな研究活動を実践している。これらの活動を通じて、環境意識の高い次世代の農業を担う、人材を育成し、地元農業の持続可能な発展、さらには今日のあらゆる環境問題を農業の視点から解決していくための研究開発・人材の育成に繋がっている。(2010年第17回コカ・コーラ環境教育賞受賞)

富山県立中央農業高等学校 農業特別専攻科 「農と食と環境を結ぶ環境創造型農法開発チーム」

富山県立中央農業高等学校 農業特別専攻科 「農と食と環境を結ぶ環境創造型農法開発チーム」

富山市東福沢2
TEL. 076-483-1911 FAX. 076-483-3362
http://www.tym.ed.jp/sc330/

産業分類/
学校・幼稚園・保育所 
代表者/
代表 斉藤大吾 
スタッフ数/
(生徒)4名(教諭)1名 

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