> エコ活動事例の検索結果一覧 > 富山県ナチュラリスト協会
富山県ナチュラリスト協会
富山県が認定する自然解説員で構成する任意団体
富山県では、県内の国立公園・自然公園(室堂平・弥陀ヶ原、称名地区、自然博物園ねいの里、頼成の森)等において、利用者に自然解説を行っています。富山県ナチュラリスト協会は、県認定の自然解説員(ナチュラリスト)で構成する任意団体で、会員の資質の向上のための研修会や一般の方々を対象とした自然観察会等各種イベント、外来植物除去活動や写真展の開催などの活動を行っています。
1974年7月に全国初の試みとして富山県でナチュラリスト活動が開始され、2年後にナチュラリスト研究会(現在 富山県ナチュラリスト協会)が発足して以来42年となり、会員は現在377名となっています。
会では、発足当時からのベテラン会員と学習意欲が旺盛な新しい会員達が研修会や交流会を通じて学び合い、解説技術を高め合っています。会の主な活動内容は次のとおりです。
・自然環境の保全と自然保護思想の普及啓発のための調査研究と発表
・研修活動・・・ふるさとの自然、環境、歴史や文化など、幅広く学習する機会を提供し、野外及び室内研修や外来植物除去活動等の実施
・普及活動・・・一般の方々を対象とした自然観察会や講演会を通して自然に親しみ、学び、自然環境について普及・啓発活動の実施、全国一斉自然観察会、季節に応じた自然観察会の開催
・情報活動・・・様々な活動の内容を記録し情報を発信、機関誌の発行、ホームページの運営、自然に関する情報の収集と発信
・渉外活動・・・北陸三県、県内ナチュラリスト団体など他団体とのネットワークの構築や交流会、写真展の開催など
実践ポイント
研修事業は、会員の資質向上のため、現地研修、室内研修等多様なニーズを想定した研修会を開催しています。 新規のナチュラリストの資質向上に重点を置いたり、時代のニーズやテーマに応じた研修内容を盛り込んだりと、幅広いメニューの提供に心がけています。
また、県下の優れた自然解説ポイントから選りすぐって自然観察会を開催しています。
その他、県内各地域のナチュラリストの他、福井県・石川県の自然解説員との交流会も行っています。
今後の展開
県及び県内各地域のナチュラリストとともに県内ナチュラリスト団体連絡会を作っており、年1回富山県ナチュラリスト大会を開催しています。また、立山地区の外来植物除去活動も40年にわたり取り組んでいます。
自然観察会をはじめ様々な自然保護啓発活動を行っており、一般県民の参加を呼びかけています。
取り組み効果と評価
(参加者の声)
・毎年、自然観察会の開催を楽しみにしています。
・自然の仕組みや自然とのかかわり方を分かりやすく解説してもらうたびに、益々、富山の貴重な自然が見えてきました。
関連情報
- 関連URL富山県生活環境文化部自然保護課