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宮崎 泰子
民話の語り部、地域の子供たちに環境教育
1989年来の子供文庫の開設をはじめ、地元の老田小学校で週1回、自作の紙芝居を使用して、環境の授業を行っており、今日の環境に係るニュースの話をするなど、子供たちに自然や科学に関する「疑問」や「興味」を投げ掛けている。また日本民話を題材にするなど、独自のアイデアで環境教育に努めています。
環境に興味を抱くきっかけとなったのが、新湊の漁師が海の環境保全のために、森林整備をしている取組を知ったことでした。その後、さらに知識を深めるため富山女子短期大学(現富山短期大学)の食物栄養学科で聴講生として学習し、独自の視点で本格的に環境教育活動を開始しました。これまで、富山県地球温暖化防止活動推進員としても広く環境教育活躍を行ってきています。
一方、現在は、自然現象と地震の関連性について観測中です。月の満ち欠け、気象、昼明現象や動物の行動など、あらゆる現象と地震との関係から、独自の方法と経験で地震予知の方法を解明したいと研究中です。
実践ポイント
本当の環境教育は、知識や行動の答えを、教え込むことではなく、子供たちが、科学や自然に関心を持ち、発展させてあげるかが大切。ふとした日常のなかでも、「なぜなのか?」「どうすればいいのか?」を自分たちで考えたり、調べたりする機会をたくさん作ってあげたいと思います。
今後の展開
自然や科学に興味・関心をもつ子供達が、一人でも多く育ってほしいと思います。この美しい地球を守り、自然と人間が共存していくには、さらなる科学の発展や自然現象の研究が不可欠です。
今後、自然を守り、科学の発展を担うのは、子供達です。小さい時から、自然や科学に興味を持つことは、将来の人材育成においてのボトムアップになります。小学校での講演など、長期的かつ地道な活動を今後も継続し、独自の切り口で未来の地球を守る、子供達に刺激を与えていきます。
取り組み効果と評価
環境教育に取り組んでいる、個人や団体の中でも、民話や自作の紙芝居を活用し独自の環境教育を行っていおり、講義の内容も、子供たちが自然に夢中になれるものになっている。(1978年 第7回全国地球にやさしい作文・活動報告コンテスト総理大臣賞受賞)