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夢創塾
「風の道」森づくり
夢創塾では、森の恵みを有効活用することによって森を守り育てていく知恵や文化を伝えていく自然体験塾を行っています。
自然体験塾では、森林整備の際に伐採される、間伐材を資材にした「小川のダムのづくり」、自然素材のみを利用した「和紙作り」、「竹炭づくり」、「土器作り」、森の中での「アスレチック」、竹トンボや弓などを制作する「体験木工」など、バリエーション豊富なプログラムが用意されています。食事もすべて自炊し、人気のピザ作りから、とうふ作りなど、自然の恵みを満喫できます。
県内外から、年間約2500名が体験活動に参加しており、中高生の修学旅行の受け入れ先としても人気が高く、団体客のリピーターも増えています。
また、自作の窯で間伐材を材料とした、炭作りを行っており、長年研究を重ね、炭づくりの技術をさらに発展させ、草花などの植物を炭にする「花炭」の制作に成功しました。
花炭は、日本にも1つしかない専用の釜で焼かれて、工芸品として高い評価を受けています。
実践ポイント
夢創塾で最も大切にしていることは、自然の中での作業をつうじて、プロセスを体験することです。
知識だけでなく、体験することで、自然の恵みを肌で感じ、自然を大切にしていく気持ちに繋げていって欲しいと思います。
今後の展開
森を活用して、自然を浄化させていく仕組みをさらに広げていきたい。現在までは、自分で竹炭作りや、塩づくりなど、様々な取り組みを行ってきました。今後は、自分の経験やノウハウ、また先人の知恵や技術を、マニュアル化し、より多くの人に伝承できるような事業を展開していきたい。
またバリ島での竹資源の活用においては、さらに技術を向上させ、花炭を工芸品として世界中に輸出できることを目指します。
現在まで自然体験に参加してくれた子供たちの魅力的な作文が多くあるので、文集を作りたいと思っています。
取り組み効果と評価
夢創塾でのノウハウを海外にも伝えている。標高600mのバリ島キンブル村は産業が乏しく、若者の仕事が不足していた。そこに、日本の商社がバリ島の豊富な竹資源に着目し、夢創塾での竹炭製造技術を活かし、長崎代表が現地で竹炭製造の技術指導を4回行い、現在では、シンガポールへ輸出するほどの産業に発展している。
また、毎年、愛知県の中高生を体験学習で受け入れていることから、「あいち・出会いと体験の道場」として、愛知県知事から応援団認定証を授与された。
関連情報
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