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YKK株式会社 黒部事業所
自然界との共生を通じた持続可能な社会の構築
YKKグループは、持続可能な社会の構築のためには、事業活動と自然界の共生範囲を広げた「自然界との共生」が絶対条件と考えています。
グループの中核拠点として大きな役割を担う黒部事業所では、2008年から事業所内のセンターパークに植樹をはじめました。シイ、タブ、カシ等、この地域の潜在植生である樹種約20種類を苗木から育成。森を次の世代に引き継いでもらえるよう、地域の方々や社員とその家族で植樹しています。
そして、毎年6月5日の世界環境デーを中心に、国内外のYKKグループで一斉に植樹を実施するなど、事業活動の中でより深く生物多様性に関わり、持続可能な社会の構築を目指しています。
職場のムダなエネルギーを削減し、環境に優しく高品質な製品を供給
YKKグループは、事業活動のすべての分野において環境政策を推進しています。環境に配慮した商品、サービスの開発や提供のためのビジョンを設定、素材研究などの要素技術や、環境対応型リサイクル技術、物流、販売、および製造システムの構築により、世界のどこでも安定して、環境に優しい高品質な製品を供給しています。
その一方で、事業活動における環境負荷の低減を徹底して進めています。全社員から省エネに関するアイデアを募集し、そこで出されたアイデアに対して対策と効果を確認することで、省エネに対する意欲を向上させ、全社員の徹底した共通意識のもとに、職場のムダなエネルギーを削減しています。
経済と環境の両立を目指し、環境負荷を低減
YKKグループでは、法律や協定などの順守はもちろん、化学物質の適正管理、土壌・地下水・大気・水域への地域環境保全および環境事故の未然防止活動等、環境リスクの低減に努めています。そのため、産業廃棄物総排出量の削減や再資源化方法の質の向上を目指すとともに、工業用水の循環利用、雨水の有効利用などを促進し、環境負荷を最小限にとどめます。
廃棄物を資源と考え、生産工程で細かく分別することで再資源化の割合を高めます。2005年、グループ国内生産拠点でゼロ・エミッションを達成しました。地球にやさしい企業を目指し、環境との調和を事業活動の最優先課題として取り組んでいます。
実践ポイント
YKKグループは、環境保全活動の一環として、世界71カ国・地域で従業員による植樹活動を進めています。植物による温室効果ガスの吸収、周辺環境のバランスの良い生態系の形成に貢献しています。
今後の展開
黒部事業所では、失われつつある黒部本来の自然を少しでも残すために、「ふるさとの森」づくりを継続的に進めていきます。YKKグループが創業100年を迎える2034年に豊かな森になるよう、センターパーク内50ビル周辺を中心に植樹を実施。この取り組みを、全世界的に広げていきます。