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一般社団法人 北陸グリーンエネルギー研究会
北陸発の新エネルギー社会システムの構築を目指して
北陸グリーンエネルギー研究会では、焼却・埋立て処分されているプラスチック包装容器、例えばお菓子や冷凍食品などアルミが付着しているものを資源として有効活用することを目的に、回収リサイクル活動・省エネ活動の普及を推進し、北陸を拠点とした産学官そして住民が協力した地域社会づくりの創出を目指しています。
アルミが付着しているプラスチック包装容器は分離困難とされていましたが、紙やプラスチックそしてアルミを乾留技術を用いることで、効率よくアルミとオイルを回収することに成功しました。また、分離したアルミはアルカリ性水溶液と化学反応させることで水素を発生し、それを燃料電池に送ることで、二酸化炭素を発生させないクリーンな電力として発電させることができます。
プラスチック・アルミ包装容器などの発電から「回収社会システムづくり」の普及に向け、定期的に説明会の実施、地域に適した回収方法の提案、そしてイベント等では電力供給の支援実施を行い、地域住民・産業界に向けて回収の呼び掛け、拡大を推進しています。
実践ポイント
アルミ付紙パックの目印は、①ストローの差込口が銀色②開いてみると内が銀色のものです。回収ボックスは北陸のスーパーや公民館等に設置してあります。
今後の展開
非常用発電装置の設置を公民館等で行えるようなシステムの構築を目指していきます。また、皆様の近くで回収できるように設置場所の拡大を図っていきます。
取り組み効果と評価
北陸3県における回収拠点は約70箇所にあり、回収量は年間約4,000〜5,000kgとなっています。