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野原建設株式会社
森の再生をめざして、ミヤマカワラハンノキを採取・育成し、山腹工事に使用
エコアクション21の認証を取得し、CO2・ごみの排出・水資源などの削減に努める「野原建設」では、現場の緑化にも力を入れています。特徴的なのは、高地に自生する苗「ミヤマカワラハンノキ」を山腹工事に使用していること。地滑りや崩落などで緑を失ったところに植樹することで、森の再生に取り組んでいます。
その苗においても、輸送によるCO2排出減少などの観点から、自生苗の現地採取と育成を行っています(育苗計画については人員補充まで一時凍結中)。CO2排出量の削減では、業種柄、特に重機などに多用する軽油の「エコ使用」に努めています。
また、オペレーターに作業内容や時間、給油量、自己採点などをシートに記入してもらうことで、燃費などの数値化と社員の意識向上を図っています。
実践ポイント
社員の環境への意識が高く協力的。環境への取組みなどを発表する環境会議(年に数回開催)では、意見や提案が活発に飛び交います。
今後の展開
ミヤマカワラハンノキは、苗が生える時期に合わせて仕事が発生するわけではなく、採取の時期を逃すとうまく根付きません。今後は、採取の時期や本数など年間の計画を立てて取り組んでいく考えです。
取り組み効果と評価
2010年、南砺市の白木水無県立自然公園の山腹工事にミヤマカワラハンノキを使用しました。1年を経た今、森へと少しずつ再生していっています。
2012年 エコアクション富山県環境活動レポート大賞 優秀賞